CATEGORY【佐藤隆太】
人気ドラマ:【Fcast バラエティ視聴率速報】
毎週水曜 後10:00-
公式サイト
肩代わりした親の借金返済のため、女性だらけの美容外科クリニックに男一人飛び込んだ若手エリート医師・岸峯太郎。美容目的の手術に反対する峯太郎の苦労と奮闘を描く。「女は美を追いもとめ、男は美に翻弄されるーー」美容外科クリニックを舞台に男一人飛び込んだ女嫌いのエリート医師を目線を通して描く、すべてのコンプレックスを抱える人々に捧げるヒューマンコメディ。
《キャスト》
岸峯太郎 (32) - 佐藤隆太 形成外科専門医。
市井睦 (40) - 稲森いずみ クリニックNo.2の腕利きの美容外科医。
岸谷葵 (23) - 北乃きい 看護師。
星田美羽 (28) - 芦名星 美容外科医。。
湯川マリ (56) - 余貴美子 院長。口癖は「女は顔」。
黒崎裕 (32) - 綾野剛 峯太郎を古くから知る友人で、東京都庁の都市整備局に勤務。
富坂昇治 (24) - 三浦翔平 父親が経営する血液検査会社の社員。
《スタッフ》
脚本:大石静
演出:岩本仁志 猪股隆一
プロデューサー:山本由緒
【視聴率】
第一話 2012/04/18 *9.9% 顔は命!美容外科は幸福への近道!?
【脚本】大石静【演出】岩本仁志
筒井真理子 大河内浩
第二話 2012/04/25 *6.7% 理想のおっぱい
【脚本】大石静【演出】岩本仁志
石井晏璃 銀粉蝶
第三話 2012/05/02 *6.7% 姉よりも美しく
【脚本】大石静【演出】猪股隆一
梅舟惟永 西田健
第四話 2012/05/09 *7.5% 魔法の植毛手術
【脚本】大石静【演出】猪股隆一
西田健 島村まみ 山中敦史
第五話 2012/05/16 *7.6%
【脚本】大石静【演出】岩本仁志
kabaちゃん
第六話 2012/05/23
【脚本】大石静【演出】山下 司
☆Prime Video☆Amazon Music200万曲 人気ドラマ
【Fcast バラエティ視聴率速報】
カテゴリー::【佐藤隆太】
大学病院の形成外科医だった岸峯太郎(佐藤隆太)は、美容整形専門のビューティー・サージャリー・クリニック(BSC)に転職。実は女性が苦手で健康な体にメスを入れるのにも否定的だったが、父・慎太郎(山崎一)が作った多額の借金を返済するために給料のいい美容外科の仕事をすることにしたのだ。峯太郎がBSCに初出勤すると、スタッフは全員女性で美女ばかり。彼女たちのほとんどが整形していて、峯太郎の顔を見て「アゴを削ればいい」と言い出したり、遠慮がない。そんな彼女たちに、峯太郎はあ然とする。峯太郎は、先輩医師の睦(稲森いずみ)の下で勉強することに。睦は峯太郎に、ホクロ除去希望の患者を任せる。しかし、峯太郎は応対がうまくできず、患者は怒って帰ってしまう。整形したいと願う女性の気持ちが理解できない峯太郎に、睦は「美容整形は生きるモチベーションを上げる究極の医療」と言い、院長のマリ(余貴美子)は「顔をいじることは命のやり取りそのもの」と言うのだった。
BSCに、整形した顔を元に戻してほしいという患者・華(筒井真理子)が訪れる。彼女は62歳だったが、整形で若々しい容姿になっていた。華は夫に「顔も見たくないくらいに老けた」と言われたのを気にして整形したのだが、整形した華の顔を見た夫は「きれいになって浮気しそうだから離婚する」と言い出したのだという。夫と別れたくない華は、前の顔に戻したいと言ってきかない。とはいえ、整形した顔を元に戻すのは不可能。華と夫の一郎(大河内浩)の説得をすることになった峯太郎は、二人の話を聞いているうちに奇想天外なアイデアを口にしてしまう…。
感想
思っていた以上に淡々とした美容整形の現場を描いている雰囲気はある。なんというか、ドラマな場面は少なく、そこに働いている人たちの感情をひたすら描いている雰囲気に見える脚本だったような気がする。金のために、この分野に、偏見を抱きながら飛び込んだ一人の青年が、そこに訪れる患者たちと接し、成長していくのか?という所に焦点を当てながら、ドラマは描かれていくのかな。当然、この世界で起きるであろうコンプレックスだったホクロを除去してことによって、人生が開けた女性たちのような歓喜の声も美容整形のリスクも描かれていくのであろうが、その日々治療していく中で、主人公である峯太郎が感じる思いが、男性である僕にも、共有できたら、楽しめそうな作品になりそうな気はした初回だった。彼の抱える女性たちに対するトラウマも、どう変っていくのか?気にはなる作りになっていたかも。あの夫婦の整形による劇的な変化、峯太郎が夫に整形を進めたことで、夫は妻とわかれることを決断し、自分の発言の非を悔やんでいると、その妻は若い男と楽しんでいるという展開は、多分リアルの話なんだろう。その描かれた人間の欲望のリアル感が興味を引く展開でもあった。こういうドラマでも描かれているのは、大石静らしい人の底知れない欲望もあわせて描かれるのかな。不倫ドラマなら避けたいが、それを変化球で描くなら、覗いてもいいかな。
第二話
峯太郎(佐藤隆太)は、目を二重にしたくてまぶたを接着剤でくっつけてしまった8歳の少女・えりざ(石井晏璃)とその母・文乃と出会う。峯太郎の処置により、えりざの目は元通りになるが、文乃は二重にしたいと言ってきかないえりざのために、手術をしてほしいと言い出す。幼い子供まで美しくなりたいという執着する現実に、愕然とする峯太郎。 そんな中、富坂(三浦翔平)と2人で出かけることになった峯太郎。聞きたくもないBSCスタッフのプライベートを聞かされた上、「先生は仲間だと思うから」と告げられてうんざりする。一方、唯一気を許している裕(綾野剛)につい愚痴ってしまった姿を「女々しい」と言われ、複雑な心境になる。
そんなある日、乳がんで乳房を失った女性・景子(銀粉蝶)の乳房再建手術で助手を務めることになった峯太郎。術後の晩、眠れないでいた景子は、当直だった峯太郎に自分の過去を語り始める。景子の過去は、峯太郎の悲しい思い出を呼び起こすものだった。
感想
このドラマは、マジで凄まじい言葉の応酬で、引きそうになる。けど、そこで語られる言葉は、ある意味、人の本音ばかりで、見てる分にはさすが大石先生、ドラマがあって面白く感じた。なにしろ、このドラマで語られる女性の言葉は、ひとりの女性の本音がズバッと語られている。乳房再建手術をする景子が、峯太郎に語ったかの彼女の過去は、本来なら、他人に普段の生活の中では絶対語られることがないような類のものであると思うが、心細い手術の後、東京の夜景という特殊な雰囲気の中で、なにか告白したと思わせた。だからと言って患者のことを思いやる峯太郎が、自分の中の過去を告白するのか?という展開は、疑問は残るが、ある意味母への代理報復にも見えるが、彼が淡々と語る言葉にも、あまり嫌味がなく、興味深いの見せ場にはなっていた。しかし、タクシーで送る峯太郎を彼女は、息子のように見ていたのは印象的だった。彼の過去がわかるのが早いと感じはしたが、その分、主人公の人生が、シンクロデキる気はした。女性の欲望と思惑渦巻くBSCで、峯太郎が手に入れるものは何なのか?もしかしたら、女性たちを愛くしむ心なのかとさえ思えてきたが、どんどんスタッフの過去も見えてくるんだろう。その中でも岸谷葵の病み方は凄まじい。
何しろ、男であるわたしでさえ、このドラマが面白く、興味深くなっていく可能性は見えてきたような2話だった。
第3話
BSCに峯太郎(佐藤隆太)を指名する患者・ふゆがやってくる。双子の姉がいるふゆは、姉のなつとそっくりな顔を変えたいという。ふゆとなつは、顔が似ていても性格は正反対。ふゆは、明るく積極的ななつと常に比較され、劣等感を抱き続けてきた。ふゆは、峯太郎の好みの顔にしてほしいと言い出す。双子同士のライバル心が理解できない峯太郎の悩みを、裕(綾野剛)は温かく受け止めるのだった。峯太郎が手術を行い、ふゆは別人のような外見に。しかしその後、ふゆは、外見が変わったのに手術前と状況が変わらないと不満を抱くようになり、峯太郎に「責任を取って恋人になってほしい」と詰め寄る。無理難題な要求に、峯太郎はどうするのか!?
感想
三話は一話と二話との雰囲気が、ガラッと変わったコメディな見せ方で、そうでありながら、人間の奥底にある強い欲望と思惑を今回もビシッと描いてるところが面白い。私の弟も双子なのだが、男性だっからか?自分は自分といった雰囲気で、仲はいいんだが張り合ったりしなかったが、双子の女性というのは、人それぞれなのかもしれないが、あの姉妹の間には明確に勝ち負けが存在し、圧倒的に勝ち続けた姉に対し、妹が反撃の狼煙を上げて、戦略を立てた中に、巻き込まれてしまった峯太郎がユーモラスで面白い。ふゆは別にその戦術は、美容整形でなくても良かったのかもしれないが、峯太郎からかけられた小さな言葉がひとつの女の勘が働いたのかなというように見えた。もしかしたら、この人は私の味方になって、戦ってくれるという思い込みが一つの原動力となり、自分を変えるために邁進したが、けど、それだけでは、彼女は母にも姉なつにも勝てなかったが、峯太郎に更にフラレることで、さらに装備を強化して自身をつけたところが興味深かった。一人の女性の強さ、したたかさを感じさせる話で、姉のオチは、最後に「わかんねー」って、呟きたくもなる気持ちも痛いほどわかる男には理解不能な領域でかなり興味深い。このドラマは、かなり良くできてるとしか言いようが無いし、三話でああいう話を持ってきた大石先生に敬服。けど、睦は夫の前だとあれだけ萎縮するのか?次回も気になるドラマだ。
第4話
美人で困っているという患者・堤が、BSCにやってくる。わざわざ美しい顔を変えたいという堤の奇妙な依頼に、峯太郎(佐藤隆太)は困惑するばかり。一方、美羽(芦名星)に見合い話が持ち上がる。相手は、将来を嘱望される医師だった。富坂(三浦翔平)とBSCの女性スタッフは興味しんしんで、美羽の見合い相手がどんな男性なのかを調べる。そんな中、BSCで極秘の植毛手術が行われることに。患者の梶原(西田健)は医大の主任教授で、睦(稲森いずみ)の夫・克也(宇納佑)の上司。その手術中、睦がミスをしてしまう。いつもの毅然とした姿とはうってかわって、克也の前では萎縮する睦。さらに、峯太郎は、睦の意外な一面を知る…。
感想
今回は本筋とは離れた番外編的な話?そのためなのか?今回のメインは、意外に、BSCのスタッフでないキャストの黒崎裕のようにも見えたところが面白い。そして、湯川マリは大石静なんだろうけど、彼女の心のなかに溜まっているオトコとオンナ、金、家族、結婚の思いをを吐き出したくなった話のようにも見えた。美しい顔を変えたいという話からは、全ては始まったが、話を聞きながら露骨に反発する葵、女性スタッフが語る結婚の話、焼肉のスタッフとの食事会、植毛手術を梶原に施す市井睦が夫が来た時に慌てる姿、その夫が極度のマザコン?そのうえ家族からはずされにされる仕打ちから暴れる彼女、峯太郎の父の再婚話をするところなど、そのすべての場面にそっとだが、現れていたのは裕であった。彼がメールをやりとりする中に、僅かながらにあらわす表情、返信メールに見せるわずかの感情が興味深い。友情を超えた存在とも思える峯太郎と裕の関係が、ささやかながら描かれている所に、なにか面白さを感じた。彼は、峯太郎が市井を心配して、病院に行った時、そこで見た光景に何を感じたのか?少し裕という人間に対して、興味を持たせる話だったように思える。けど、40歳の見合い相手に星田美羽がふらえるところとかやけにリアルだなとは思うが、あんな注文をつける奴は一生結婚できないんだろうなとか、思いながら見てしまった。葵の結婚の行方、市井の夫に対する緊張とかこれから解き明かされていく謎も散りばめてあり、跡で考えると重要な話だったと思えるのかもしれない。
第5話
酔って荒れる睦(稲森いずみ)を見守って一夜を明かした峯太郎(佐藤隆太)。翌朝、睦は、普段の彼女に戻っていた。前の晩とはうってかわった睦の態度に、峯太郎は戸惑う。一方、峯太郎と睦の関係が気になる裕(綾野剛)は、自分の気持ちが峯太郎に届かないもどかしさに苦しむ。見合い相手に断られた美羽(芦名星)は、自信を失って精神状態が不安定に。劣等感を深め、峯太郎に八つ当たりを繰り返す。峯太郎は、美羽に振り回されて困惑するばかり。美羽は、何もかも悪いのは峯太郎だと逆上し、峯太郎に「責任を取って結婚してほしい」と言い出す…。
感想
先週は単なる番外編かと思ったが、どうも流れを本格的に変えてきたんだな。峯太郎と黒崎裕の話が実のところ、かなりメインになってきている。そこに、BSCの女性医師の二人と峯太郎が微妙に絡んでいく話が入り込んできているようにさえ思える。本来の話のメインである美容整形の患者との話は冒頭のみに抑え、BSCで働く人たちと峯太郎の家族友人の話が、これからはメインになっていくのだろう。次回も葵の話だし、やはり、初回からの視聴率で、路線を変更することになったんだなと勝手に思っててしまったが、本当のところはどうなんだろう。
今回の話は美羽を中心に話を推し進めるのかと思ったら、案外、あっさりしていたのは驚いた。彼女の中に生まれた峯太郎への劣等感を、想いのままに吐き出し、荒れ狂う。医者として、全てに劣る自分を卑下し、さまよい、そして炸裂する美羽。それを沈めることがデキるのは、自らの恵まれた環境を似た境遇の富坂によって再認識し、自分の自尊心を回復させるという治療を施してもらったというのは、なるほどだな。けど、救われないもう一人の女性睦の心は更なる闇に突き進むが、それを見守り心かよわせていく展開になるとは思いもしなかったが、そこで裕は...。複雑な三角関係をメインに進んでいくのか?ある意味、職場の恋愛ドラマに変貌するのかな。なかなか、黒崎裕をやる綾野剛の感情表現は丁寧で美しいとは思った。
- 関連記事